ビッグ・バス・ボナンザ

ビッグ・バス・ボナンザ

 動かなければならない

 現実を変えるには、みずから動くしかない

「日が昇る前に森に入りたいが」 隣を走る少年がつぶやいた

龍府を離れて数時間あまり、征竜野と呼ばれる大地を走り続けている

征竜野は、龍府から龍府の外周を大きく包囲する森に至るまでの平地一帯のことだ

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ガンディアとザルワーンの最終決戦が行われたのは、征竜野南部であり、ふたりが走っているのは、征竜野北部である

街道を大きく外れているのは、街道沿いには警備の兵がいるかもしれないからだ

そして、警備兵の監視下を離れるということは、皇魔に遭遇する危険性を高めるということにほかならないが、警備兵に見咎められるよりは遥かに増しだった

警備兵に捕まれば、アバードに入り込むという最初の目的さえ達成できない

「急ぐか」 シーラがつぶやくと、少年は小さくうなずいた

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その頭の上の奇妙な生き物も、鷹揚にうなずいている

「そうじゃな」「おまえはなにもしないだろうが」 少年があきれたようにいった

奇妙な生き物は、少年の下僕を自認しているはずだったが、少年に食って掛かることが多かった

それでも大きな喧嘩に発展するようなことはない